「大切な人なのに、一緒にいるとどうしてこんなに疲れてしまうんだろう」
そんなふうに自分を責めてしまったことはありませんか?
家族や友人、あるいはパートナー。
あなたにとってかけがえのない人であればあるほど、
その存在はあなたの心に大きな影響を与えます。
相手の機嫌が悪いと、自分が悪いことをしたような気がして
落ち着かない。
相手の期待に応えようとして、
自分の本音を言葉にできずに飲み込んでしまう。
そんなふうに、大切な人との距離感に迷い、
心が削られてしまうことは、誰にでも起こりうることです。
もし今、あなたがそのような「距離感の疲れ」を
感じているのなら、まずはこのことを思い出してください。
「相手を大切に思うこと」と「自分を犠牲にすること」は、
まったく別のものだということ。
私たちはつい、「相手のために」と尽くすことが愛であると信じがちです。
けれど、羅針盤が指し示す先が
自分自身を見失った方向であるなら、
それは長くは続きません。
やがて心は枯れ果て、相手との関係も、
本来の温かさを失ってしまうでしょう。
大切な人との距離に疲れたとき、
思い出してほしいのは「自分の中に境界線を引くこと」です。
これは決して相手を遠ざけることではありません。
自分を守り、自分という軸をしっかりと保つこと。
その上で、自分と相手を切り離して眺めてみるのです。
「相手は今、そう感じているのだね。でも、私はこう感じている」
「相手がどう思うかは相手の課題。私が何を感じるかは私の課題」
そうやって、心の中にそっと境界線を引いてみてください。
境界線を引くことは、あなた自身を大切に扱うための儀式です。
あなた自身が心穏やかでいることこそが、
結果として相手との関係を一番健全で、
心地よいものに変えていきます。
もし、今すぐには良い距離感がつかめなくても大丈夫です。
まずは、一日の終わりに「今日は自分を優先できたかな?」と
問いかけてみてください。
自分の感情を大切にすることは、わがままではありません。
あなたがあなた自身の羅針盤を信じて歩むとき、
その光は必ず大切な人にも届きます。
疲れたときは、一度その人から少しだけ離れて、
空を見上げてみましょう。
あなたは、あなた自身のままで、
十分に愛される価値があるのですから。
